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心意気を大事に( 中国書法 家国画家協会 矢形嵐酔氏インタビュー)

世界の主要都市8カ国に支部を持つ「 中国書法 家国画家協会」を運営者であり、様々な公募展で多数の受賞歴を持つ、水墨画家・書家の矢形嵐酔(愁渟)先生のアトリエにお邪魔してきました。
現在、矢形先生は、都心のオシャレスポットともいえる表参道、恵比寿、六本木に教室を構え、毎日情熱を持って大勢の生徒達を教えていらっしゃいます。

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矢形嵐酔先生が、書を習い始めたのは、小学1年生の時。
地元高知で、近所の大日本書芸院の本部理事の先生に小学1年生から大学生のころまで習っていました。子供のころから大人になるまで、「長く続いたのは、書道の『競争心がない世界』というのが性に合っていたのかもしれません、と矢形先生。
高校生のころには、橋本鉱酔先生のもとで水墨画も習い始めます。残念ながら、橋本先生は習い始めてから2年ほどで他界されてしまいますが、濃密な2年間は現在でも矢形先生の水墨画の中に活きておられるそうです。

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Figure 5: 矢形先生が尊敬する孟庸先生の作品集

大学を卒業した後、招待画家として1年契約でロンドンで芸術活動をし、さらにその後、フランスに移って活動。その在住中に数々の個展を開き、大勢の方々を魅了しました。その滞在中に、実力が認められ、英国ロンドン中国画家学会の招待作家となります。

帰国後、10年間東京での会社員生活を経た後、「やはり自分の道は水墨画や書道である」と、表参道で書道教室を開きました。最初は小さな教室から始めましたが、3ヶ月目からどんどん生徒が増えていき、現在では、非常に多くの生徒達を指導し、公募展で様々な賞を受賞するくらいに育て上げ続けています。

矢形先生の素晴らしいところは、技術が優れているのは言うまでもないことですが、さらに”人間と交流する”ということに力を注いでいるというところ。
生徒を大切にし、生徒のニーズに応えるきめ細かい心配りが行き届いた教室です。

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Figure 6: 様々な色や形の石

矢形先生ご本人が、指導者として目指すところは
「”手から内面が出ているような先生”と言われてたい」。
水墨画も書も人の生きた歴史、本性が出る、とのこと。
矢形先生が尊敬する中国の孟庸先生の「心を磨きなさい。」という言葉を心に刻んでいるそうです。
感動するものを素直に受け入れる。その感覚がないと単なる造形になってしまう。人を包み込む温かさ、慈悲の心、自然に対する思いやり、自然からのメッセージ。
一番大切なものは”心意気”と語ります。 (Figure 5.)

矢形先生は多くの素晴らしい肩書きをお持ちの方ですが、
その中で、中国遼寧省鞍山市印材奇石協会という、日本ではちょっと珍しい会で特別顧問をされているので、印材奇石について詳しく伺うことにしました。

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Figure 7:

「印材も出会いです」と、中国に旅行された時に素晴らしい石に出会ったら迷わず買って帰るとのこと。素晴らしい石は見ていてそこに宇宙があるとのこと。(Figure 6)
また、自分の気に入る石を買い、愛着を持って大切にする、そういったことが良い字を書くことに繋がる、とのことです。

下の写真は、右から田黄石(でんおうせき)、鶏血石(けいけつせき)、芙蓉石(ふようせき)。(Figure 7)

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Figure 8: 黒い地に鶏の血のように線が入っているものは珍しい

この3つは「印石三宝」と称されている貴重なものです。
鶏血石は、鶏の血のように見える赤い線が石に入っていることからその名がついており、浙江省临安昌化で出土されます。(Figure 8)

ほか、広東緑石(かんとんりょくせき)、モンゴル章石(もんごるしょうせき)
水晶石、翡翠など色々と見せていただきました。翡翠には、気を静めたり、心の波長を整えるといったメンタル面での効果があるそうです。

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また、矢形先生は筆のコレクターでもあり、
様々な珍しい筆を見せていただきました。
藁、白鳥、兎のヒゲ、イリオモテヤマネコ、鷲・・・・などなど。

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(矢形嵐酔氏 略歴)
幼少7歳より書塾に通い師範取得、高校で水墨画の師に出会いその後師範を取得。在住外国人と書画交流を実施し書画文化の紹介を行う。カナダブリティッシュコロンビア州政府親善大使として日本を代表し、民間大使としてバンクーバーで水墨画指導、国内外での書画公募展で受賞歴多数。国内はもとより、英国ロンドン、仏パリで巡回個展を行う。書画文化をこよなく愛し、日夜生徒と先生という枠に縛られない教室作りを目指す。中国書法家国画家協会会長。
Website: sumiransui.blog.fc2.com/

English can be found here.

Sakiko Yanagisawa

Sakiko Yanagisawa began her study of Shodo at the age of 6. Entering Japan Women's University in 1996 and majoring in Japanese Literature and Language, she studied with various shodo Masters of the Shiun Shodokai, including teachers such as master Okoshi Setsudo and Master Ishizawa Kochu among others. After graduating from university in 2000, she decided to specialize in Shodo. She received the title of Shihan in 2008 from Shiun Shodokai.

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