東京・駒込。JR山手線の駅東口を出て、下町の商店街を横目に線路沿いを歩いて横道に入ったところにある落ち着いた画廊で、毎年、”書道書道していない書展”が行なわれている。

早稲田大学書道会を卒会した同期の4人、小林覚、雨宮多津夫、唐崎英樹、古川英文が、卒業後の1990年からずっと続けている 書展 であり、今回はなんと25回目となる。書をこよなく愛し作品を発表する場として続けている展覧会だが、同時に「みんなが集い、笑顔が集まる場所を作りたい」という思いを持って開催している会でもある。
ここに来た来場者は、懐かしい人、初めて会う人、いつもの飲み仲間、友達の新しい家族など、様々な人々に出会い、出会いに感謝しながら帰っていくのである。こんなにも沢山の笑顔が一度に集まる展覧会は日本中を見てもきっとそうないのではないかと思う。

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書作品の内容は、迫力ある漢文の作品もあれば、切り文字や重ね絵などの独自の新境地の作品もある。また出品者の家族との合作もあり、ほっこりした気持ちにさせられる。とにかく、普通の書展のように出品者同士が闘うのではなく、来場者を驚かせ、楽しませる展覧会なのである。

今年も同じ画廊で11/20(木)~23(日)の4日間開催される。秋の心地よい風に吹かれながら駒込までお出掛けしてみてはいかがでしょうか。

■□第25回 書展・祭りばやし□■
[と き] 11/20(木)~23(日)の4日間、開場は11時~19時
※初日は13時~、最終日は~17時。入場無料。
※24日(振替休日)は休廊です。ご注意ください。

[ところ]
『北里画廊』
〒114-0015 東京都北区中里2-5-1
03(3910)8853
※JR駒込駅より徒歩1~2分